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奥日田体験とアクティビティ

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山へ川へ、奥日田アクティビティ

津江三山をなす御前岳〜釈迦岳〜渡神岳を縦走ハイキングしてみたり、川に入って渓流釣りを楽しんでみたり。はたまたパックラフトで旅する川下りにチャレンジしてみたり。奥日田には様々なアクティビティスポットがあちこちに存在しています。
真夏に開催される自転車ヒルクライムや夜通しチームリレーで走りきるオーバーナイトリレー。秋から冬にかけてはキャンプしながらの焚き火が楽しい季節。山から川まで、春から冬まで、年間通じて遊びには事欠かない奥日田エリアをご覧あれ。

オースタイル Trace the River

オースタイル Trace the River

Trace the River 〜はじめてのパドリング体験 アウトドアアクティビティとして人気の高い川下りにトライしてみたい!…そう思ったことはありませんか? だけど、フィールドや必要装備、なにより川遊びに必要とされる技術のことを考えるとなかなかハードルが高いのが現実です。このたび大分県日田市にて、そんな皆さんの背中を押すべく初心者対象のレッスンプログラムが始まりましたのでご紹介します。「O'STYLE Trace the River」と名付けられたプログラムは川を眺めた時にイメージする「この川のこのラインをトレースしてみたい!」という願いをかなえるために必要なテクニックや心構え、ちょっとしたコツなんかも学べる初心者対象のレッスンになります。 ギア類のレンタルも可能。レンタル料金は別途となりますので申込み時にお問合せを カヤックからパックラフトやSUPまで 今回新たにに始まるレッスンはカヤック、パックラフト、SUP(スタンドアップパドルボード)の三種類。レッスン申込み時にどのアクティビティをマスターしたいか三つの中から選んでください。最近流行しているパックラフトを使ったダウンリバー(川下り)に挑戦したい! 湖をゆったりSUPでツーリングしてみたい! いずれは海でシーカヤックに挑戦してみたい!といった方にもうってつけのメニューになっています。 レッスンを担当するのは地元・日田市出身のアスリート河津聖駒(せいま)。現在日田市在住の彼が参加者のスキルやフィールドコンディションにあわせてレッスンメニューを組み立てていきます。パドルの握り方から丁寧に教わることができますので、初心者の方も心配は無用です。 水面の高さから見える景色は新鮮そのもの レッスン開催は水曜日〜土曜日 初心者向けパドルレッスンは1日3時間に集中して行います。現在受付可能なのは水曜日〜金曜日の午後(13~16時)と土曜日の午前(9~12時)午後(13~16時)の5コマとなります。事前の申込みや調整が必要となりますので、ひと月前を目安にメールにてお申込み・お問合せください。レッスン料は1コマ3時間でおひとり9,000円(2〜4名での申込み)となりますので、レッスン当日にお支払いの準備をお願いします。 各アクティビティに必要な道具はすべてレンタルも可能です。こちらは別途レンタル料が必要となりますので、まだ自分のギアをお持ちでない方は申込み時にご相談ください。 レッスンには人数制限がありますので参加者が5名を越える場合には事前にご相談ください。おひとりでのレッスンも可能ですが、そちらはプライベートレッスンとなり別料金となりますので同じくお問合せください。また、フィールドにはできるだけ近隣にくつろげる場所があるスポットを設定しますので、レッスンに参加しない同行者もゆっくり自然を楽しんで過ごしていただくこともできますよ。 メインのレッスンフィールドとなる大山川河畔の風景。チェアなどを持参してゆっくり時間を過ごしてください 基本をマスターしたら…次はフィールドへ! 「O'STYLE Trace the River」では希望する参加者に対しては複数回のレッスンを編成することも可能です。何度かに分けて基礎をしっかりマスターし、応用編としてダウンリバーにチャレンジしてみるのも良いでしょう。そういった脱初心者・中級者向けのレッスンやダウンリバーのガイドも可能となっていますので、知識や技術に自信がついてきたら是非ともチャレンジして欲しいところです。こちらはカスタマイズされたメニューになりますので、必要な時間やフィールドが異なる場合もあります。これらを希望される方は事前にメールにて詳細をご確認・ご相談ください。 また、紅葉の時期のカナディアンカヌーによるクルージングなどの特別なメニューに対応することもできます。手漕ぎのカヌーによるクルージングは遊覧船とはまた違った趣があってオススメですよ!湖面に映える紅葉をバックに野鳥観察なんていいうのもオツなものです。 インストラクター・ガイドの河津聖駒。自身も現役アスリートとしてカヤック競技で国体・ワールドカップへの出場経験を持つ  

HITA YAMA-RIDE EXPEDITION

HITA YAMA-RIDE EXPEDITION

日田を自転車でめぐる旅  日田の街でもロードバイクやMTB、最近では電動アシストつきのeバイクなどを見かけることが増えました。今回は『HITA YAMA-RIDE EXPEDITION/日田山輪探検』と題し、日田の盆地をぐるりと囲む山々もロードバイクで探索してみよう!ということでリサーチ開始。どちらの方向に走ってもヒルクライムが待っている…日田市ですから登りが大好きなサイクリストにはもってこい。そんな6つのルートをご紹介します。    リサーチに協力してくれたのはロードバイクとMTBを中心にサイクルショップ『正屋 ( MASAYA BICYCLES )』を運営している岩崎正史さんとサイクリストでもあるフォトグラファーの丹野篤史さん ( Atsushi Tanno Photography )。元々、ふたりとも日田の街にはサイクリングでよく訪れていたということもあり、さっそく何かを発見できそうな探検ルートを見つけてくれました。 「今回ルートに入れなかった道も良いところがたくさんあった」「時にはルートをはずれて脇道・寄道を楽しんで」とはリサーチチームのコメントです。     奥日田ルート(ロング&ショート) 奥日田ロング(走行距離46.3km/獲得標高1,175m):「このルートは中津江や上津江などディープな奥日田へ入る手前の入り口という感じ。入り口にかるく触れて戻ってくる」というこのルートは途中に御前岳登山口があり、給水ポイントであると同時に今回の全ルート中最も高い標高到達点(約850m)。前半部分に長い登りが続くため、1人で登るのが苦手な人はグループライドで登り切ってほしいところ。この登りはずっと川沿いを走ることになるので、季節が良ければポイントを見つけて渓流に寄り道するのもいいかもしれません。そこからのどかな集落を抜け、急坂を登り切ったら「奥日田スーパー林道」に接続して御前岳登山口へ。ここがまさに「奥日田の入り口」という感じです。  しばらくアップダウンを繰り返したら「田来原美しい森づくり公園」でひと休みして、そこから5~6km続くダウンヒルがご褒美に。途中に絶景ポイントもありますが、写真を撮るか一気に降り切るかはあなた次第。降り切ったら国道を通るも良し、大山川沿いの側道をのんびり走るも良し、好きな方を選んで市街地へ戻れます。    おすすめは中級者以上ですが、途中のアップダウンがとてもハードなので、走り切ったらきっちり疲労感(クタクタ)を得られますよ。  奥日田ロングルートのRIDE WITH GPSルートデータはこちら。   奥日田ショート(走行距離24.4km/獲得標高647m):このルートの特徴はなんと言っても『進撃の巨人』。道の駅 水辺の郷おおやまに併設の進撃の巨人ミュージアム(入場無料)からスタートして響(ひびき)渓谷を眺めながらのライド。その後森林を抜ける渓流沿いのヒルクライムを登り切ったら景色はのどかな山里に。途中に湧水の給水ポイントがあったりの下りを楽しみながら大山ダムへ。このダムの堰堤下には進撃の巨人に登場する主人公たちの等身大銅像が建っており、ライドの記念撮影にも最適です。  このルートは全6ルートの中では距離も短めで、初級者~中級者でも半日頑張れば楽しめそう(今回のリサーチチームなら2時間前後とのこと)。もう少し登りたい!という上級者は脇道に外れて登りを探してみてもいいかもしれません。  奥日田ショートルートのRIDE WITH GPSルートデータはこちら。   奥日田ルートのエリアでは毎年「椿ケ鼻ヒルクライム」が開かれる。大会に向けて練習に訪れる人も多い   天瀬ルート(ロング&ショート) 天瀬ロング(走行距離43.7km/獲得標高1,059m):「今回のルートにまとめなかった部分も含めてとてもバリエーション豊か。今回は秋のベストシーズンに走ってみたけれど、季節の変化も楽しめそう」「地形や風景の変化もあって、たとえば林の中を抜けたらつづらおれにつながって、そこから坂を登ったら滝が現れたり」「川自体も手の入っていない自然のままのポイントが多く、こういう変化を都市でルートに引くのは難しい」とリサーチチーム。  景色の雄大さも特徴で、五馬高原から見える津江三山(御前岳〜釈迦岳〜渡神岳)や亀石峠から見る阿蘇方面のパノラマなど、絶景ポイントも数多くありますので時々ペダルを止めてひと休みしながら楽しむこともおすすめです。  発着地点はJR天瀬駅周辺の天ヶ瀬温泉街となりますので、お宿をとってじっくりと疲れた脚を癒せます。「今日は時間が…」なんて時も日帰り温泉でリフレッシュしてください。    中・上級者向けの天瀬ルートは「週末に100kmライドを楽しむサイクリストだったら余裕をもって走れるでしょう」とのこと。  天瀬ロングルートのRIDE WITH GPSルートデータはこちら。   天瀬ショート(走行距離33.8km/獲得標高857m):天瀬ロングルートとの違いは亀石峠へ寄るかどうか。「ショートルートでは亀石峠をパスする分登りが少し減る感じ。観光や温泉も余裕を持って楽しみたい人にはこちらがおすすめです」とのコメント。ショートルートとはいえ走行距離とアップダウンはほどほどにありますので、中級者以上におすすめのルートとなります。阿蘇神社や塚田地区の田園風景など雰囲気を味わいながらのんびり楽しんでほしいところです。  天瀬ショートルートのRIDE WITH GPSルートデータはこちら。   天ヶ瀬温泉街を発着として五馬高原や絶景の亀石峠などスケール感のある景色が続く   小鹿田・日田市街地ルート 小鹿田ルート(走行距離40.4km/獲得標高622m):「このルートに何度も通っているうちに感じたのが『京都っぽいなぁ』ということ。街を出発してから山道を登って、帰りは川沿いを下りながらだんだんと風景が歴史的な街並みに戻ってくる感じ」とはリサーチチームのコメント。「小鹿田焼の里」へ入る手前には急登もありますが、ガードレールで隔てられていない沢沿いを走るのがとても気持ち良いルートです。このルートに限らず、日田は水辺に近い場所がとても多く特徴的なところでもあります。  このルートは小鹿田焼で有名な窯元が集まる小鹿田地区で折り返して市街地方面へ戻りますが、後半通過する小野地区では大きな水害で被害を受けた箇所もあり、災害から復旧していく様子も含めてぜひ見てほしいところ。小野河川プールのあたりは夏はもちろん、紅葉も綺麗で秋にもおすすめですよ。    こちらのルートは中級者以上向けですが、「天瀬ルートよりは少しやさしいので、初級者でも頑張ったら走れると思う。市街地の景色とあわせてゆっくり楽しんでほしい」とのこと。ルート上や近辺には日田の酒蔵も点在しており、見学などを行なっている施設もありますので気になる方は各酒蔵へお問い合わせを。もちろんその場で日田自慢の地酒購入も可能です。  小鹿田ルートのRIDE WITH GPSルートデータはこちら。   日田市街地ルート(走行距離13.1km/獲得標高75m):見どころは豆田町・隈町の街並みと三隈川。最近はSUPやカヤック・パックラフトを楽しむ人の姿を見ることも増えた三隈川と夕日の美しさは必見。この市街地ルートには大小様々多くの橋がかかっていて、中には沈下橋(大雨が降ると川の流れの中に隠れてしまう沈み橋)や自転車を降りて渡る橋もありますのでルートを外れての「橋巡り」もおすすめです。  歴史的スポットや食事のおいしいお店も多く、路地や裏道探しの楽しみもあるのが特徴です。地元の人とすれ違いにちょっと会話する楽しさも。  ルートは平坦な市街地ルートですので初心者やレンタルサイクル(日田市観光協会)でも十分楽しめます。親子探検ライドにぜひ。  日田市街地ルートのRIDE WITH GPSルートデータはこちら。   JR日田駅を発着ポイントとして小鹿田焼の里へ。市街地エリアは三隈川を中心に「水郷ひた」を感じられます 事前の準備はしっかりと 「いままで日田には何度も走りにきていたけれど、今回あらためてリサーチしながら山間部の渓流・源流沿いや三隈川沿いをくまなく走って、この街がなぜ水郷・水のまちと言われているのか、理由がわかった気がする」という全6ルートですが、楽しむためにはしっかりした準備も大切とのこと。「どのルートもロードバイクで楽しめるルートになっていると思う。ただし今回のルートは山間部の探検ルートなので、街中にあるようなロードバイクやMTBの専門的なパーツを調達できるショップが存在しません。だから、予備のチューブをいつもより1本多く持っておくなど、走行前のメンテナンスと機材トラブルに備えた準備は各自しっかりした上で楽しんでほしいですね。それから携行食・補給食は山の中を走る区間も多いのでいつもより少し多めに持っておくと安心。結構おなか空きますよ!」とばっちり楽しむためのアドバイスも。山ライドは「いつも通り+1」の心構えで準備するのが良さそうです。    またルートの大部分は山間部となりますので、急な天候変化に対応できるウェアの携行や早めのライトオン(山の日暮れは思いのほか早いです)を心がけて安全なサイクリングを楽しんでください。山あいの一部区間では路面の荒れた箇所や小さな落石があったり、自動車の通行量が少ないところでも山道は狭くなっていたりしますので、くれぐれも安全運転を心がけて事故やケガのない山輪探検を! 今回リサーチしてくれた岩崎さん(左)と丹野さん(右)。天瀬ルート探索前の一枚

尾根を旅して山歩き

尾根を旅して山歩き

修験の山とキャンプ場 奥日田の前津江エリアには釈迦岳という山があります。釈迦岳は福岡県と大分県の県境をなす山で、福岡県の最高峰でもあることから登山シーズンには多くの人で賑わいます。またお隣りには御前岳(権現岳)も並び立ち、この釈迦連峰の尾根を歩く縦走ルートは手軽に楽しめる登山として人気です。 福岡県側からも大分県側からも登山道が整備されていますが、日田駅や日田インターから車で3〜40分で登山口という気軽さもこのルートの魅力。大分県側のオススメはなんといっても釈迦岳の麓にスノーピーク奥日田キャンプフィールドがあること。縦走前後に立ち寄るも良し、ここにテントを張って周遊登山のベースとするも良しなのです。 給水ポイントもある駐車スペースから少し道なりに進むと御前岳登山口。 歴史と自然を歩く御前岳 お隣りの御前岳には釈迦岳とは少し違った楽しみも。登山口から少々登れば、シオジ原生林が広がります。途中には湧水ポイントがあったり自然周遊道があったりと目的にあわせて楽しむことができるのも魅力のひとつ。また、8月上旬ごろには登山ルート上のオオキツネノカミソリ群生地で美しいオレンジ色の絨毯を目にすることもできるでしょう。 この御前岳および近辺には御前嶽神社の上宮〜中宮〜下宮があり、登山口より下った田代集落の下宮から歩きはじめ、ルート途中の田代岩屋にある中宮でひとやすみ、御前岳山頂の上宮にお参りなんて歩き方ができるのも、ちょっと特別な登山の思い出になりそうです。 御前嶽神社中宮にあたる田代岩屋。かつては修験者もここでひとやすみ? 体力があれば!の渡神岳 こんなバリエーションを気軽に半日で楽しめてしまうのが今回のおすすめポイントですが、物足りない方には延長戦のルートもあるのです。御前岳から釈迦岳へ縦走し、麓のキャンプフィールドでひとやすみしたら……目の前にそびえているのは渡神岳。こちらは奥日田の山で遊んでいると、とにかく目に入る形の美しい山となります。登山口の標識がきっとあなたを誘うことでしょう。こちらのルートには少々手強いポイントもありますから、くれぐれも体力と安全に十分配慮したうえで楽しんでくださいね。疲れていたら、一晩キャンプで気力体力満点に回復してから登ることをおすすめします。 以上、御前岳〜釈迦岳〜渡神岳と津江三山をご紹介でした。毎年ゴールデンウィーク頃には釈迦岳の麓にて「釈迦連峰津江山系山開き」も催されます。本格的な登山シーズンの幕開けとなる山開きイベントともども、奥日田の山々を歩く旅を楽しんでくださいね!

奥日田オーバーナイトリレー2022

奥日田オーバーナイトリレー2022

今年も“太陽が昇るまで走りきれ!”    夏の奥日田恒例イベント『奥日田オーバーナイトリレー』が今年も開催。  開催は2022年8月6日(土)から7日(日)の2日間。2017年の第一回開催以来、真夏の夜を彩るラン・イベントとして回を重ねてきた大会です。今年のカテゴリーは4時間と10時間の2部門。「田来原美しい森づくり公園」の周回コースを何周できるかで競います。ラン仲間とチームを結成して参加するもよし、トレーニングを兼ねてソロで参加するもよしの自由な空気一杯のイベントです。    大会エントリーページはこちらから!(イベント公式サイト) 朝日をバックにチームでゴールセレブレーション! ランもイベントも楽しくコツコツと    九州一円から参加チームが集まって夜通し仲間と楽しめる『奥日田オーバーナイトリレー』、今回は大会運営にまつわるお話を日田市在住のランナーでもある発起人の長由衣(ちょう・ゆい)さんに語ってもらいましょう。災害やコロナ禍に見舞われながらも一歩ずつ進んで回を重ねてきたこのイベントの原点とは。   由衣「田来原美しい森づくり公園に初めて訪れたのは6年前。広く青々とした芝生、美しい植樹、整備されたウォーキングコース。あまりに気持ちいいので、ランニングや公園周囲の自然林の散策に出掛ける、そんな行きつけの場所になりました。ただ、公園で人に会うことはめったになく、『もったいない!』と思ったことをおぼえています。同時に『こんな素敵な公園、みんなに教えたい!ここで何かできないかな』と、考えるようになっていきました」   由衣さんと子どもたち。いまも登山・トレランにフィールドを走り回っているそう  神奈川出身で結婚を機に16年前に日田市へ移住してきた由衣さん、酪農を家業とするかたわら、子育てとアウトドア遊びもしっかり満喫中とのこと。ご自身が子どものころから釣り、キャンプ、サイクリングと外遊びに夢中で、大人になるまで自然の中で暮らすイメージしか持っていなかったそうで——   由衣「子育てが始まると、さらに日田の自然の豊かさとありがたさに気づくことになりました。子どもにとっては自然そのものが遊びのフィールドなのですが、それがいつでも、そんなに時間や労力を掛けずともアクセスできるこの土地は、親になった私にとって宝の山でした。我が子たちは大きくなってしまい一緒に出かける機会は減りましたが、こどもの感性や想像力を育てるには『10歳までの自然体験がとても大切』という考えが、実体験として私の中に残っているんです」 ストイックにトレーニングを兼ねる人、グループでエンジョイする人、様々です イベントの原点と真夏の夜   由衣「奥日田オーバーナイトリレーですが、田来原という舞台を見つけたものの中身は白紙でした。ただ、“夏の夜”という子どもの頃感じていた、あの独特な“ワクワク感”を、大人になったいま味わえるとすればそれはどんな空間なんだろう?というのが、発想の原点となりました。そこからイメージが繋がって、たくさんの方々にアイデアやアドバイスをいただいてワクワクな空間はデザインされていきました。  こうして、2017年8月に第一回大会の幕が上がったんです。スタート前の赤く染まった空に感動したことは、何よりの思い出となっています」    会場となる「田来原美しい森づくり公園」は奥日田エリアの大山町(梅の産地としても有名です)に位置し、公園内に常設の舗装コースは1周約1.5km。これを時間内に何周回できるかを競います。  詳しいレギュレーションや感染症対策の取組みについては大会公式サイトでご確認を。  会場内はコース以外に芝生エリアが管理されています。こちらはイベント限定で開放されますので、チーム単位で集まってタープやテントを設営することが可能です。豊かな自然に囲まれてランニングしたら、休憩は星空の元でのんびり横になって…なんてちょっと貴重な体験ですよ。 イベント日は特別に会場内でタープ・テントも設営できますよ

奥日田ロゲイニングイベント中止のお知らせ

奥日田ロゲイニングイベント中止のお知らせ

山開き併催の奥日田ロゲイニングイベントは中止となります 第54回津江山系釈迦連峰山開きにあわせて開催予定としていた奥日田ロゲイニングイベントですが、都市圏における緊急事態宣言とコロナ感染症蔓延の状況に鑑み協議の結果中止となりました。予定日であった5月16日(日)は会場受付・駐車場誘導・臨時バス発着等も行われませんのでご注意ください。   残念ながらイベントは中止となりますが、昨年同様にYAMAPアプリを使っての個人山行による奥日田ロゲイニングは引き続きお楽しみいただけます。スマートフォンにYAMAPアプリをダウンロード後エントリー頂き、奥日田の自然と御前岳〜釈迦岳の縦走路を満喫してくださいね。   好評につき在庫切れとなっていた記念のピンバッジは5月16日より配布を再開します。ロゲイニングコースマップに設定された15箇所のポイントうち13箇所を回ることで入手可能となっていますので、ぜひ体調万全でトライしてみてください。ピンバッジのお渡しはロゲイニングスタート地点近傍のスノーピーク奥日田キャンプフィールドにて行っております(水曜日定休)。店内スタッフに申請後、条件クリアのYAMAPアプリ画面を確認できましたら特製ピンバッジをお渡しします。 ロゲイニングルートではシオジ原生林をはじめ様々な植物や花も楽しめます

写真展『WHEELS TO GO』開催のお知らせ

写真展『WHEELS TO GO』開催のお知らせ

日田・玖珠・九重の「楽しい」と「絶景アウトドア」 2021年2月27~28日の二日間、福岡市大名のカフェ&コミュニティスペース『dot.』にて写真展が開催されます。 今年から始まった、日田市・玖珠町・九重町〜大分県西部でのアウトドア・アクティビティからグルメ・温泉までをビジュアルで紹介するプロジェクトの核となるのは特設WEBサイトと写真集。今回の写真展は、これらを媒体として三つの町の四季や絶景、楽しさを「写真」で切り取ったカメラマンたちによるPhoto Exhibitionとして開催されます。 制作に携わるアートディレクターやカメラマンは全員が日田市にゆかりの面々で構成されており、このエリアに「暮らしているからこそ発見できたもの」「近すぎて気づかなかったもの」それぞれの発見を一冊の『WHEELS TO GO』と題された写真集にまとめています。こちらの写真集は会場にて無料で配布予定となっていますので、会場に足を運んで写真展同様に楽しんでいただけたら。きっと新たな発見が得られる時間となることでしょう。 最終日2月28日には写真展会場にて、今回のプロジェクトに参加した3人のカメラマンによるトークセッション(15:00より開始)も予定されています。こちらは定員15名に限定し、感染症対策に配慮した形で行われます。人気のカフェスペースも隣接していますので、美味しいコーヒーを片手に写真で自然散策なんていかがでしょうか? 写真集『WHEELS TO GO / A BEAUTIFUL ADVENTURE』からのひとコマ 会場となるのはカフェ&コミュニティスペース dot.(ドット)。福岡市大名のカフェとして人気のスポットです。 カフェと写真展会場は隣接していますので気軽にお立ち寄りいただけます。もちろんカフェも感染症対策には十分注意を払って営業していますので、安心してゆっくりとした時間を過ごせることでしょう。コミュニティスペースでは週末を中心に様々なイベントも開催されているとのこと。コ・ワーキングスペースとしても運営されており、常連さんになってみるのも楽しいかもしれません。 カフェに隣接している『dot.』のコミュニティスペースが会場となります

奥日田狩猟CAMPレポート(後編)

奥日田狩猟CAMPレポート(後編)

前編からの続き記事です。前回の記事はこちら さてさて前回は16日間のプログラムから前半のキャンプの様子をお伝えしましたが、今回は14日間の罠みまもり&自由参加期間と、後半戦となるラストキャンプの様子をお伝えします。 結果としては見事、参加メンバーで鹿を捕獲することができました!途中、みまもりの14日間にはから弾き(罠を踏んで作動したが、脚を括れず逃げられること)や、あと数センチで罠を踏んでくれなかったりと何度も惜しいシーンがありました。が、そこは野生動物+自然との向き合いであり、命がけで今を生きる彼らも、そうやすやすと捕まる訳にはにはいきません。 下の写真1枚目は罠にかかっている状態の鹿。2枚目は今回のレジェンド!3枚目はから弾きした瞬間のカメラ映像です。それ以降には惜しかったシーンを抜粋でお見せします。   「食べる」とは 捕獲した鹿に加え、地元猟師の方の罠にかかった獲物も提供していただき、半数以上の参加者に、止めさし(命を止める)、解体、など「食べる」に至るまでのプロセスを、期間中に計2回体験してもらうことができました。皆さん(おそらく)初めての体験になるだろう今回のキャンプ中、様々な事を考えさせられたのではないかと思います。中には急遽、福岡からかけつけてくれた方も数名。この時のお肉は半分を部位ごとに分けて精肉し、残りは半身のまま冷凍保存。遠方にお住まいであったり、仕事の都合で自由参加期間に来れなかった方のラストキャンプでのプチ解体体験に取っておきます。 日田市獣肉処理施設見学&最後の見回り ここからは最後の一泊二日のようす。集合後、再びフィールドへ向かう途中で「日田市獣肉処理施設」におじゃましました。ここでは食品衛生法に基づき徹底した衛生管理のもとジビエ肉の販売を行なっています。この日はお仕事見学&体験させてもらいながら、それぞれに質問をぶつけます。 その後、移動を挟んで2週間ぶりのフィールドへ。山で「日田きこりめし弁当」を食べたあと、自分で見立てた罠ポイントへ最後の見回り。この日は見回りのドキドキ感を味わうために前日よりカメラをOFFにしておいたのですが…残念ながら最終日の獲物はありませんでした。しかし期待を胸に山を歩くだけでも気持ちいいものです。途中、自生しているわさびを発見したりと山の恵みを満喫しつつ、フィールドをしっかり元通りにしながらの罠回収作業に取り掛かります。 最後の宴にベースキャンプへ いよいよ自分たちで獲った獲物を自分たちで食べる為、最後の宴に向けてベースキャンプへ戻ります。途中で今度は「琴平温泉」という地元の温泉に立ち寄りました。こちらは露天風呂、家族風呂の他にも焼肉店やそば処、BARにゲストハウスまで併設という、一ヶ所でいろんな楽しみかたができるなんとも嬉しいスポット。そして、皆さんが温泉を満喫している間にお肉と宴の準備も整いました。おかわりも山ほどありますよ! 奥日田狩猟CAMP最後の夜、存分に盛り上がっていきましょう!もちろん食べきれなかったお肉はみんなでやまわけしてお土産に。 奥日田狩猟CAMP終幕! 最後に再び皆で集合写真を撮影して第二幕終了! とはいえ、この16日間盛り上がったイベント参加者のグループチャットはそのまま今日も続いています。これから狩猟免許取得を目指すもよし、持ち帰ったお肉でジビエ料理を作ってみるもよし、はたまた狩猟と関係なくとも単純に「奥日田」へ遊びにきてみるもよし。形はそれぞれ、我々もみなさんと再会できる日を楽しみにしています。 それではこれにてキャンプ終幕。べべんべん!!