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奥日田狩猟CAMPレポート(後編)

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前編からの続き記事です。前回の記事はこちら

さてさて前回は16日間のプログラムから前半のキャンプの様子をお伝えしましたが、今回は14日間の罠みまもり&自由参加期間と、後半戦となるラストキャンプの様子をお伝えします。

結果としては見事、参加メンバーで鹿を捕獲することができました!途中、みまもりの14日間にはから弾き(罠を踏んで作動したが、脚を括れず逃げられること)や、あと数センチで罠を踏んでくれなかったりと何度も惜しいシーンがありました。が、そこは野生動物+自然との向き合いであり、命がけで今を生きる彼らも、そうやすやすと捕まる訳にはにはいきません。
下の写真1枚目は罠にかかっている状態の鹿。2枚目は今回のレジェンド!3枚目はから弾きした瞬間のカメラ映像です。それ以降には惜しかったシーンを抜粋でお見せします。

 

「食べる」とは

捕獲した鹿に加え、地元猟師の方の罠にかかった獲物も提供していただき、半数以上の参加者に、止めさし(命を止める)、解体、など「食べる」に至るまでのプロセスを、期間中に計2回体験してもらうことができました。皆さん(おそらく)初めての体験になるだろう今回のキャンプ中、様々な事を考えさせられたのではないかと思います。中には急遽、福岡からかけつけてくれた方も数名。この時のお肉は半分を部位ごとに分けて精肉し、残りは半身のまま冷凍保存。遠方にお住まいであったり、仕事の都合で自由参加期間に来れなかった方のラストキャンプでのプチ解体体験に取っておきます。

日田市獣肉処理施設見学&最後の見回り

ここからは最後の一泊二日のようす。集合後、再びフィールドへ向かう途中で「日田市獣肉処理施設」におじゃましました。ここでは食品衛生法に基づき徹底した衛生管理のもとジビエ肉の販売を行なっています。この日はお仕事見学&体験させてもらいながら、それぞれに質問をぶつけます。
その後、移動を挟んで2週間ぶりのフィールドへ。山で「日田きこりめし弁当」を食べたあと、自分で見立てた罠ポイントへ最後の見回り。この日は見回りのドキドキ感を味わうために前日よりカメラをOFFにしておいたのですが…残念ながら最終日の獲物はありませんでした。しかし期待を胸に山を歩くだけでも気持ちいいものです。途中、自生しているわさびを発見したりと山の恵みを満喫しつつ、フィールドをしっかり元通りにしながらの罠回収作業に取り掛かります。

最後の宴にベースキャンプへ

いよいよ自分たちで獲った獲物を自分たちで食べる為、最後の宴に向けてベースキャンプへ戻ります。途中で今度は「琴平温泉」という地元の温泉に立ち寄りました。こちらは露天風呂、家族風呂の他にも焼肉店やそば処、BARにゲストハウスまで併設という、一ヶ所でいろんな楽しみかたができるなんとも嬉しいスポット。そして、皆さんが温泉を満喫している間にお肉と宴の準備も整いました。おかわりも山ほどありますよ!
奥日田狩猟CAMP最後の夜、存分に盛り上がっていきましょう!もちろん食べきれなかったお肉はみんなでやまわけしてお土産に。

奥日田狩猟CAMP終幕!

最後に再び皆で集合写真を撮影して第二幕終了!
とはいえ、この16日間盛り上がったイベント参加者のグループチャットはそのまま今日も続いています。これから狩猟免許取得を目指すもよし、持ち帰ったお肉でジビエ料理を作ってみるもよし、はたまた狩猟と関係なくとも単純に「奥日田」へ遊びにきてみるもよし。形はそれぞれ、我々もみなさんと再会できる日を楽しみにしています。
それではこれにてキャンプ終幕。べべんべん!!