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奥日田オーバーナイトリレー2022

奥日田オーバーナイトリレー2022

今年も“太陽が昇るまで走りきれ!”    夏の奥日田恒例イベント『奥日田オーバーナイトリレー』が今年も開催。  開催は2022年8月6日(土)から7日(日)の2日間。2017年の第一回開催以来、真夏の夜を彩るラン・イベントとして回を重ねてきた大会です。今年のカテゴリーは4時間と10時間の2部門。「田来原美しい森づくり公園」の周回コースを何周できるかで競います。ラン仲間とチームを結成して参加するもよし、トレーニングを兼ねてソロで参加するもよしの自由な空気一杯のイベントです。    大会エントリーページはこちらから!(イベント公式サイト) 朝日をバックにチームでゴールセレブレーション! ランもイベントも楽しくコツコツと    九州一円から参加チームが集まって夜通し仲間と楽しめる『奥日田オーバーナイトリレー』、今回は大会運営にまつわるお話を日田市在住のランナーでもある発起人の長由衣(ちょう・ゆい)さんに語ってもらいましょう。災害やコロナ禍に見舞われながらも一歩ずつ進んで回を重ねてきたこのイベントの原点とは。   由衣「田来原美しい森づくり公園に初めて訪れたのは6年前。広く青々とした芝生、美しい植樹、整備されたウォーキングコース。あまりに気持ちいいので、ランニングや公園周囲の自然林の散策に出掛ける、そんな行きつけの場所になりました。ただ、公園で人に会うことはめったになく、『もったいない!』と思ったことをおぼえています。同時に『こんな素敵な公園、みんなに教えたい!ここで何かできないかな』と、考えるようになっていきました」   由衣さんと子どもたち。いまも登山・トレランにフィールドを走り回っているそう  神奈川出身で結婚を機に16年前に日田市へ移住してきた由衣さん、酪農を家業とするかたわら、子育てとアウトドア遊びもしっかり満喫中とのこと。ご自身が子どものころから釣り、キャンプ、サイクリングと外遊びに夢中で、大人になるまで自然の中で暮らすイメージしか持っていなかったそうで——   由衣「子育てが始まると、さらに日田の自然の豊かさとありがたさに気づくことになりました。子どもにとっては自然そのものが遊びのフィールドなのですが、それがいつでも、そんなに時間や労力を掛けずともアクセスできるこの土地は、親になった私にとって宝の山でした。我が子たちは大きくなってしまい一緒に出かける機会は減りましたが、こどもの感性や想像力を育てるには『10歳までの自然体験がとても大切』という考えが、実体験として私の中に残っているんです」 ストイックにトレーニングを兼ねる人、グループでエンジョイする人、様々です イベントの原点と真夏の夜   由衣「奥日田オーバーナイトリレーですが、田来原という舞台を見つけたものの中身は白紙でした。ただ、“夏の夜”という子どもの頃感じていた、あの独特な“ワクワク感”を、大人になったいま味わえるとすればそれはどんな空間なんだろう?というのが、発想の原点となりました。そこからイメージが繋がって、たくさんの方々にアイデアやアドバイスをいただいてワクワクな空間はデザインされていきました。  こうして、2017年8月に第一回大会の幕が上がったんです。スタート前の赤く染まった空に感動したことは、何よりの思い出となっています」    会場となる「田来原美しい森づくり公園」は奥日田エリアの大山町(梅の産地としても有名です)に位置し、公園内に常設の舗装コースは1周約1.5km。これを時間内に何周回できるかを競います。  詳しいレギュレーションや感染症対策の取組みについては大会公式サイトでご確認を。  会場内はコース以外に芝生エリアが管理されています。こちらはイベント限定で開放されますので、チーム単位で集まってタープやテントを設営することが可能です。豊かな自然に囲まれてランニングしたら、休憩は星空の元でのんびり横になって…なんてちょっと貴重な体験ですよ。 イベント日は特別に会場内でタープ・テントも設営できますよ