logo

キーワード:「わな猟」

menu
奥日田狩猟CAMPレポート(前編)

奥日田狩猟CAMPレポート(前編)

奥日田エリアにて、わな猟&冬キャンプ! 2020.1/18,19〜2/1,2に開催された【奥日田狩猟CAMP】。冬キャンプをしながら16日間かけて猪や鹿を自ら捕獲し、命を戴くまでのプロセスを体験できるイベントです。詳しいイベント概要はこちら 今回はVOL.1ということで記念すべき第一回目のキャンプ開催でした。10名定員で募集を開始したところ、ありがたい事に応募者多数!残念ながら今回参加できなかった方には、次回のVOL.2(2020年秋頃予定)にてお会いできるのを楽しみにしつつ。最終的な参加内訳は男性7名女性4名、計11名にて決行、中には東京在住という猛者もいらっしゃる熱の入り様で、楽しいイベントになる空気が充満しておりました。 さて当日。まずは奥日田エリアの玄関口、日田市大山町の奥日田ローカルツーリズムに集合後、事務所の裏庭で罠の仕組みについての説明会。罠と一口に言っても様々なタイプや仕掛けがあり、本職猟師の皆さんは自作やカスタムしながら使う方がほとんど。今回のキャンプで使用した罠は狩猟マンガのバイブル『山賊ダイアリー』にも登場する、大分市の罠メーカー「OSP商会」の『しまるくん』。これはワイヤーで獣の脚を括って捕らえる「くくり罠」と呼ばれるタイプの仕掛けです。初心者にも扱いやすく、こだわりのバネは一本一本が熟練職人の手曲げによる無二の仕上がり。非常に頼りになる相棒というわけです。 奥日田のさらに奥、上津江町をフィールド散策 奥日田の玄関口、大山町から今度は一気に最奥エリアの上津江町へ向かいます。約1時間の道中、道の駅「せせらぎ郷かみつえ」にて、おむすび休憩しながら大自然をバックにドライブ。この町は、熊本県、阿蘇エリアとの県境にあたります。でこぼこ林道を抜けたら…いよいよ狩猟フィールドへ! まずは今回キャンプの頼れる相棒その2、赤外線4Gトレイルカメラ「SP4G」が登場。下の写真1枚目で皆さんが手に持つこのカメラ、なんと昼夜問わず動くものを感知し動画撮影、あらかじめカメラに登録しておいたメールアドレスへ、ほぼリアルタイムで映像を送信してくれるという優れもの。今回は全国各地で『クラウドハンター』という狩猟イベントを開催している里山保全組織『猪鹿庁』のご協力により、1人1台ずつ使ってもらうことができました。これで遠方からの参加者も臨場感はばっちり、フィールドを離れても夜の晩酌の時間と朝起きた時などいつもと違ったワクワク感を楽しめるというわけです。 カメラのチェックが終わったらいよいよ獣道を探しに行きます。道の見方や、痕跡の見分け方、くくり罠を仕掛けるのに適した場所などを話しながら、森の中を探検します。下の写真3枚目は鹿の足跡。思い思いの場所が見つかったらカメラをセットし、一旦ベースキャンプに引き上げます。 フィールド動画を肴に宴!出会いに乾杯 ベースキャンプに戻る途中で、地元の温泉「梅の湯」にてひとっ風呂。ここは全室が家族風呂となっており、様々なタイプ・広さのお風呂が計20室。料金もそれぞれ設定されており、人数や面子にあわせてチョイスすることができます。温泉は旅の醍醐味、この時点ですでに数名が風呂上がりの一杯を楽しみ出しました。いい感じに体も温まったところで拠点へ戻り、グーグー鳴き続けるお腹のクレーマーを猪しゃぶしゃぶとビールで鎮めます! この日は暖冬の影響もあり、真冬の奥日田エリアとしては至極快適なキャンプ日和。事前のヒアリングでは皆さん狩猟は初めてとのことでしたが、さすがにアウトドア・キャンプに関してはお手のもの。焚き火を囲みながらの狩猟トークに花が咲きました。 そして、そうこうしている間にも動画が届いてないかメールチェック。残念ながらこの晩は猪・鹿はカメラに映っていませんでしたが、うさぎなど小動物の姿がそこに。これだけでも楽しめるのが臨場感というやつです。 翌日、いよいよ罠の設置! 翌朝は前日のしゃぶしゃぶの出汁を使って雑炊で腹ごしらえ。そして…再度フィールドへ! 昨晩カメラを仕掛けた場所に仕掛けるもよし、新たな場所を探すもよし、仕掛ける場所が決まったら罠猟免許所持スタッフの監修のもとそれぞれの場所にセットしていきます。もちろんカメラも一緒です。タイミングがよければ罠が作動し脚を括る瞬間もとらえることができるとあって、皆さん獣の気持ちになって、沢山走る獣道に対し仮説をたてて推理していきます。そして、小さな罠をピンポイントで踏み抜くように様々な工夫をこらします。このあたりが、わな猟のおもしろさのひとつでもあります。猟師の数だけこだわりや流儀、さまざまに独自の工夫あり、なのです。 第一幕終了 罠を仕掛けたあとは拠点に戻り集合写真を撮影した後、知り合ったばかりのメンバー同士、しばしのお別れ。そして14日間の「罠みまもり&自由参加期間」という幕間を経て、一泊2日の第二幕。さてさて見事獲物は掛かるのか? 後半に続く!近日公開予定。べべん!!

奥日田狩猟CAMP_vol.1

奥日田狩猟CAMP_vol.1

山をあるいて狩りをして、野生と自然に学ぶ旅。 16日間を1クールとした「狩猟体験&キャンプ」イベント ありがとうございます!満員御礼、無事にイベント終了いたしました。 次回、VOL.2は2021年、食欲の秋頃に開催予定です。 実施が決まりましたら『奥日田の山と川』にて詳細をお知らせします。   最近よく耳にするようになった「ジビエ」や「猟師」という言葉。都市部ではジビエ料理専門店も増えてきており、野生の肉を食べる。という文化が見直されつつあります。その中で「自分で獲った獲物を食べてみたい」という声を聞くようになりました。ですが、野生を生きる猪や鹿を捕える——というのは経験があっても容易なことではありません。運良く捕えたとしても、命を止め、解体、精肉、とひと通りすべてをこなすのはハードルの高い仕事です。その上、都市に住んでいる人にとっては山に通うだけでもひと苦労、まして仕掛けた罠を毎日見回りに行くのは不可能でしょう。今回開催の『奥日田狩猟CAMP』は、そんな「狩猟に興味があるけど現実的にはむずかしい」という方や、「狩猟はやっているけど仲間が欲しい!」といった方たちへ向けた、狩猟文化の一端を体験できるイベントです。 2020年、1/18,19(土・日)〜2/1,2(土・日)の16日間にて開催! 4Gトレイルカメラ(温度や動きに反応し撮影を開始し、4G通信機能によって撮影データを自動送信するカメラ)を使った、リアルタイム動画配信により… 自宅にいながらスマホで、仕掛けた罠の様子を観る事ができます! ←↓クリックで拡大します ①奥日田エリアに集まり、狩猟用の罠とカメラを設置します。その後、温泉入ってから、猪しゃぶしゃぶ&キャンプ泊。 ②一旦解散し、2週間フィールドを見守ります。罠の見回りは運営チームで行い、映像や動向を発信します。 ※自由参加期間中は、時間と都合があえば何度でも参加可能です。事前に運営元までご連絡ください。 ③再度、奥日田エリアに集まり、猟果発表&獲物でBBQ。日田市獣肉処理施設での解体見学も。※食べきれなかった獲物のお肉はお土産に。 初日の晩は、猪しゃぶしゃぶ。脂が乗った極上のロース、バラをご用意します。これを食べれば、獲物に対するモチベーションがあがる事間違いなし。山を歩きながらのフィールド下見→地元の温泉→猪しゃぶしゃぶの三連コンボで、暖まったからだが冷えないうちにテントで眠りにつきましょう。 翌日が本番です。テンションの上がりすぎで飲み過ぎないように注意!朝食にグッドデザイン賞受賞、話題の「日田きこりめし」をご用意します。 ※冬用のテント、シュラフ、チェアはご用意しておりますが、持ち込みも可能です。 最終日は獲物でBBQ!自分たちで獲ったお肉の味というものは特別で別格。味だけではなく16日間を振り返りながら様々なものを噛み締める。そしてもっと良い獲物を獲りたくなる——そんな気分を自分の五感で体験してみたいと思いませんか? この日は、初日とは別の地元温泉に向かいます。そのあたりも楽しんでいただきます。 最終日は次の日を考えずにすむスケジュールです。存分に盛り上がっても大丈夫! ※アルコール、ソフトドリンクなどはご用意しておりますがなくなり次第終了です。持ち込み大歓迎!(笑)