2019.3.26
歴史と自然を歩く御前岳
お隣りの御前岳には釈迦岳とは少し違った楽しみも。登山口から少々登れば、シオジ原生林が広がります。途中には湧水ポイントがあったり自然周遊道があったりと目的にあわせて楽しむことができるのも魅力のひとつ。
また御前岳には上宮〜中宮〜下宮があり、登山口より下った集落にある下宮から歩きはじめ、ルート途中の田代岩屋にある中宮でひとやすみ、御前岳山頂の上宮にお参りなんて歩き方ができるのも、ちょっと特別な登山の思い出になりそうです。
体力があれば!の渡神岳
こんなバリエーションを気軽に半日で楽しめてしまうのが今回のおすすめポイントですが、物足りない方には延長戦のルートもあるのです。御前岳から釈迦岳へ縦走し、麓のキャンプフィールドでひとやすみしたら……目の前にそびえているのは渡神岳。こちらは奥日田の山で遊んでいると、とにかく目に入る形の美しい独立峰。登山口の標識がきっとあなたを誘うことでしょう。こちらのルートには少々手強いポイントもありますから、くれぐれも体力と安全に十分配慮したうえで楽しんでくださいね。疲れていたら、一晩キャンプで気力体力満点に回復してから登ることをおすすめします。
以上、御前岳〜釈迦岳〜渡神岳と津江三山をご紹介でした。毎年5月には釈迦岳の麓にて「釈迦連峰津江山系山開き」も催されます。本格的な登山シーズンの幕開けとなる山開きイベントともども、奥日田の山々を歩く旅を楽しんでくださいね!
修験の山とキャンプ場
奥日田の前津江エリアには釈迦岳という山があります。釈迦岳は福岡県と大分県の県境をなす山で、福岡県の最高峰でもあることから登山シーズンには多くの人で賑わいます。またお隣りには御前岳(権現岳)も並び立ち、この釈迦連峰の尾根を歩く縦走ルートは手軽に楽しめる登山として人気です。
福岡県側からも大分県側からも登山道が整備されていますが、日田駅や日田インターから車で3〜40分で登山口という気軽さもこのルートの魅力。大分県側のオススメはなんといっても釈迦岳の麓にスノーピーク奥日田キャンプフィールドがあること。縦走前後に立ち寄るも良し、ここにテントを張って周遊登山のベースとするも良しなのです。